まともな人が辞める職場の特徴とは？ 転職活動を成功させるヒントも紹介

「社内のまともな人ほど会社を突然辞める」そう感じたことがある人は、自分の職場を見直してみるいい機会です。なぜなら、仕事ができる人が何の未練もなく辞めていくのには、理由があるから。

本記事では、まともな人が会社を突然辞める理由やそんな職場の特徴についてまとめました。

また、そんな会社を退職して転職活動をしたいという人のために、転職を成功させるヒントもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

まともな人ほど突然辞める理由は？

まともで仕事ができる人ほど突然辞める理由はなぜでしょうか？

実は、まともな人が突然辞める理由はポジティブなものではありません。もしかしたら、しばらくするとあなたも同じような理由で辞めたいと感じるかもしれませんよ。

詳しく見てみましょう。

給料が低くやりがいもない

まともな人は、優秀で仕事ができる人が多いですよね。

そんな人が低い給料で働いている場合、「自分の能力に見合っていない」と感じて仕事を辞めてしまうことが多いのです。

また、高い能力があるのに会社からきちんと評価されないのも、会社を辞める理由になります。

• 営業成績が課内で1番なのに、年功序列が重視されて先輩よりボーナスが低い
• これまで成果を残しているのに、上司の嫌がらせで新しいプロジェクトから外された
• 高い能力があるのに、雑用のような簡単な仕事ばかり押し付けられる
• 仕事ができるから残業しないのに、残業代をもらっている同期よりも給料が低い

上記のように、仕事ができても周りから評価されていないとやりがいを感じなくなって、辞めてしまう人が多いようです。

会社の将来性が見えなくなった

まともな人は将来を見据えて行動します。

「うちの会社は大丈夫！」など根拠のない自信を持つこともなく、会社に将来がないと感じたら、迷わずに辞めるでしょう。

なぜなら、まともな人は会社にすがらずとも、自分の力で転職先を見つけることができるからです。

会社の体質が古く変わろうとしない、社長がワンマンで周囲の意見を聞かない、どんどん衰退していく業界なのに現状維持など、会社の将来性が見えないサインはいくつでもあります。

まともな人はそのサインを見逃さず、さくっと転職してしまうのです。

転職するチャンスが来た

いくら現状に不満を持っていても、まともな人なら考えなしに仕事を辞めることはほとんどありません。

突然辞めてしまうのは、「新しいチャンス＝転職のチャンス」が到来したからだと考えられます。

決して周りに悟られないように転職準備を進めていて、転職が決まったら後腐れなく退職する人も。

また、上司や同僚には当たり障りのない退職理由を話しているのは、引き留めが面倒だと感じているからかもしれません。

まともな人ほど、さっさと会社に見切りをつけて、面倒ごとは避けて新しい職場に移りたいと思うものです。

まともな人が突然辞めてしまう職場の特徴とは？

まともな人が突然会社を辞めると不安になりますよね。上の章でもお話ししましたが、まともな人が次々と辞めていく職場には問題があります。

自分の職場に当てはまる特徴がないか、確認してみましょう。

風通しが悪い

風通しが悪い次のような職場だと、まともな人に限らず誰でも辞めたいと思いますよね。

• 上司がパワハラ気質で、いつも怒鳴っている
• お局社員がいて、細かいことでグチグチ小言を言ってくる
• 人間関係が悪く、陰口・悪口が飛び交っている
• 職場の雰囲気が暗くて誰も一言も発しない

もちろん、まともな人ならこんな職場がおかしいということにいち早く気づくはず。

何の未練もなく辞めてしまう人が多いようです。

残業が多くブラックな労働環境

人間関係と同様、劣悪な労働環境も会社を辞める原因となります。

• 残業や休日出勤が多い
• 残業代が出ない
• 有給が取れない

まともな人はこのようなブラックな労働条件が違法だということを分かっているので、おかしいと思った時点ですぐに退職の方向へ動きます。

評価制度が不透明

普通の会社ならまともで仕事ができる人は、給料に反映されたり昇進したりと、きちんと評価されるはず。

もし、「仕事ができるAさんよりも、仕事ができないけど上司のお気に入りのBさんのほうが評価されている」という場合、評価制度が不透明かつ不公平な可能性が高いです。

仕事を頑張って成果を上げても、自分より仕事のできない人のほうが評価されるなら、頑張ろうという意欲すらなくなりますよね。

まともな人なら、「自分を正当に評価してくれる会社に転職しよう」と考えるでしょう。

退職を決断する前に考慮すべきポイント

まともな人が突然辞める職場は、いわゆるブラック体質の会社が多いことがわかりました。

将来性がなく、今後も状況が変わらなそうな場合は、退職を前向きに検討するのもおすすめ。

とは言え、いきなり退職してもリスクが大きいので、退職を決める前に次の点を考慮しておきましょう。

退職理由を明確にしておく

退職を決断したのなら、退職理由を明確にしておきましょう。

なぜなら、曖昧な退職理由だと転職活動時に書類選考や面接で落とされる可能性があるからです。

とは言え、「人間関係が悪いから」「給料が上がらないから」など会社の不平不満だけを理由にするのはNG。その不満に対して、自分がどんなアクションを起こしたのか・それでも改善できなかったのはなぜか、などを理由に付け加えましょう。

また、現職への不満よりも、「今後こんなことがしたい」という前向きな理由を伝えたほうが印象は良くなります。会社を辞めたいと考えた時、次の仕事で何がしたいのかも明確にしておくといいでしょう。

なお、これらの退職理由はあくまでも「転職活動に向けたもの」です。

現在の会社を辞めるときに「残業が多いから」「△△ができないから」などと正直に話すと、あの手この手で引き留めを食らう可能性があります。

会社を辞める退職理由は、建前を上手に利用して、上司や社長が絶対に断れないものを用意しておきましょう。

辞める前に転職先を決めておく

仕事が忙しい人は難しいかもしれませんが、できる限り辞める前に転職先を決めておくのがベターです。

辞めた後に転職活動を開始すると、上手くいかないと焦ることも。

特に金銭面が厳しい人などは「この会社でいいや」と適当に転職先を決め、実はブラック企業で同じことを繰り返す恐れも。

転職に成功するためにも、心の余裕は大切。辞める前に転職活動を開始し、転職先を決められれば、焦って間違った決断をする可能性が減ります。

転職を成功させるための戦略を紹介

退職すると決めたなら、あとは次の仕事を決めるだけ！

ただ、何となく転職活動をして仕事を決めると、「予想したのと違う」とまた辞めたくなってしまうことも。

転職に成功するために、次の点をしっかりと押さえておきましょう！

面接対策を万全にする

転職を成功させるためには、面接対策を万全にしておきましょう。

次の質問は、転職の面接でよく聞かれます。回答を準備し、しっかりと答えられるように練習しておきましょう。

• 自己紹介
• 退職理由
• 志望動機
• 自己PR

転職後の生活設計をしておく

当然ですが、転職成功＝ゴールではありません。転職した後も人生は続きます。

そのため、転職後のライフイベントを見据えて、「生活設計（ライフプラン）」を立てておくのがおすすめ。生活の変化・必要なお金を予測し、見合った給与を条件に転職先を探すと、転職後の人生がより充実したものになるからです。

具体的には、次のようなライフイベントがどのタイミングで起こりそうか・お金がどれくらいかかるのかなどを考えておくと良いでしょう。

• 結婚・出産・育休
• 子どもの進学
• 新居・新車の購入
• 介護
• 老後の生活費

「介護や老後なんてまだまだ先のこと」と考える人もいるかもしれません。それでも事前にどのくらいのお金が必要か把握しておくことで、転職先の選び方や働くモチベーションにも差が出ます。

気になる人は相談会などを利用してファイナンシャル・プランナーと話してみるのもおすすめですよ！

今すぐ辞めたいなら「退職代行」に頼ってみる

本記事では、まともな人ほど会社を突然辞める理由と、そんな会社にいる場合どうすればいいのかについてお伝えしてきました。

まともな人がどんどん辞めるのは、会社が健全ではないサインかもしれません。特に人間関係や劣悪な労働環境で悩んでいる人は、前向きに転職を検討してみてくださいね。

なお、転職が決まっても今の会社を辞められるか不安…という人もいるかもしれません。実際、執拗な引き留めや嫌がらせで辞めさせてくれないというブラック企業もあります。

そんな人は、「退職代行」を利用するのもあり。退職代行は、辞める意向を代わりに会社に伝えてくれるサービスで、諸手続きも代行してくれます。

「サービス利用当日に辞められた」「辞める意向を告げてもらってから退職当日まで出社しなくてよかった」という人も多く、今すぐ辞めたいけど辞めると言い出せない・辞めさせてもらえないという人にぴったり。

「ブラックだから辞められない…」と悩んでいる人は退職代行を利用して後腐れなく会社を辞めましょう！フレッシュな気持ちで新しいキャリアをスタートできますよ。

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